読書や読み聞かせにおすすめ!さぴあ作文コンクールの課題図書

さぴあ作文コンクールは学習塾「サピックス」が主催する小学生向けの作文コンクールです。毎年選出される課題図書は世の中のさまざまな問題に目を向け、いろいろなものの見方や考え方に触れ、自分の世界を広げるきっかけになるような本ばかりです。

一度は読んでいただきたい本ばかりですので、これまでの課題図書一覧を掲載しました。お子さんの読書にいかがでしょうか。低学年向けの課題図書は、未就学児への読み聞かせにもおすすめです。また、親子で一緒に考えたり語り合うことにより、新たな気づきが得られるかもしれません。

もくじ

これまでの課題図書

第1回  地雷ではなく花をください

柳瀬房子=文  葉祥明=絵

世界では64カ国に計1億1千万個以上もの地雷が埋設されているといわれています。その大部分が対人地雷です。対人地雷は兵士と一般人(子ども・女性・老人等)の見境なく、戦争が終わって平和な世界になっても、半永久的に被害をもたらす非人道的な武器です。取り除くのにもたくさんの時間と労力と費用がかかります。平和な世界をみんなでめざそうと、うさぎのサニーちゃんが、「地雷」について教えてくれます。

出典:出版書誌データベース

第2回 トットちゃんとトットちゃんたち

黒柳徹子=著

黒柳徹子さんがユニセフの親善大使として訪れた、飢餓や戦火、災害、貧困に苦しむ国々。そこで出会った忘れえぬ子どもたち……。私たちがあたりまえと思うことが、けしてあたりまえでない世界の現実。ここに書かれていることは、とてもつらく、せつないけれど、あなたに知っておいてもらいたいことです。

出典:出版書誌データベース

第3回 五体不満足

乙武洋匡=著

「障害をもっていても、ボクは毎日が楽しいよ。」両手と両足がなくったって、いつもいきいきとしているオトちゃんこと乙武洋匡さん。ひみつはすてきな家族と友だち、それに小学校のころは、とっくみあいのけんかもしたという負けずぎらいの性格にもありそうです。だれよりも元気に、明るく暮らしているオトちゃんのゆかいで痛快な半生記!

出典:出版書誌データベース

第4回 盲導犬のんのんのかたみ

志茂田景樹=作

小学校3年生で、目が見えなくなってしまったのぞみ。でも、盲導犬の「のんのん」と一緒に歩くことで、のぞみの世界はどんどん広がっていった…。少女と盲導犬に起こる出来事をさわやかに描く。

出典:「MARC」データベース

第5回  いのちのあさがお コウスケくんのおくりもの

綾野まさる=作  松本恭子=画

どうして鼻血がでたんだろう。どこにもぶつけていないのに。お母さんが心配したとおりコウスケ君は白血病にかかっていたのです。お母さんはたくさんの悲しみと引き替えに大切な物を手にいれました。それは朝顔の種でした。

「MARC」データベース

第6回 こぞうのパウのものがたり(全3巻)

こぞうのパウのたびだち

木村裕一=作  あべ弘士=絵

アフリカのサバンナにすむ、こぞうのパウ。山火事で生き別れになったお母さんを探すため、なかまと別れてたったひとりで旅に出る。ゆうかんなパルルのむすこ、パウのだいぼうけんが今はじまる。

出典:「MARC」データベース

こぞうのパウのだいぼうけん

木村裕一=作  あべ弘士=絵

山火事で生き別れたお母さんを探すため、たった独りで旅に出た子象のパウ。おそいかかる厳しい大自然と闘いながらようやくお母さんのいるサーカスへ辿り着くが…。「こぞうのパウのたびだち」に続く第2弾。

出典:「MARC」データベース

こぞうのパウのたたかい

木村裕一=作  あべ弘士=絵

生きわかれになったお母さんぞうのいるサーカスをおいかけるこぞうのパウ。ところが、火山の大爆発が! 人間も動物も、命をまもるため力をあわせる。アフリカのサバンナを舞台に、こぞうのパウが旅をする感動の冒険物語。

出典:「MARC」データベース

第7回 電池が切れるまで 子ども病院からのメッセージ

すずらんの会=編

「だから 私は命が疲れたと言うまで せいいっぱい生きよう」。この詩をかいて4か月後になくなったゆきなちゃん、白血病をのりこえて医師をめざすもりたくん……。病気になっても笑顔で生きたこどもたちの物語。

出典:出版書誌データベース

第8回 わたしの体ぜんぶだいすき これがぼくらの五体満足

先天性四肢障害児父母の会=編著

手がなくたって、足がなくたってぼくらはチャレンジャー!生まれつき手足に障害をもつ100人のこどものことば。「これがぼくらの五体満足」小学生バージョン。

出典:googleブックス

第9回 山古志村のマリと三匹の子犬

桑原眞二・大野一興=著  ikko=絵

三匹の子犬を初産した、新潟県山古志村のマリ。幸せいっぱいのマリを、その当日、中越地震が襲う。全村避難の中、もうすぐ雪に埋もれる村で、三匹の子犬と置いてきぼりにされたマリの運命は? 16日後、村に帰った飼い主が見た感動の光景とは? 実話を元にした、愛と感動と涙の物語

出典:出版書誌データベース

第9回 震度7 新潟県中越地震を忘れない

松岡達英=文・絵

自然豊かな川口町は、観測史上初の震度7にゆさぶられた。いのち、わが家、思い出、おだやかな日々…たくさんのものを地震はうばっていった。しかし、地震は人間の強さとあたたかさ、決して消えないきずなを教えてくれた。

出典:出版書誌データベース

第10回 子ぎつねヘレンがのこしたもの

竹田津実=著

キタキツネの子ヘレンは、道路わきにうずくまっているところを保護されて、獣医の竹田津先生のところへつれてこられました。ヘレンはどうやら目が見えず、耳も聞こえないようです。ミルクをあたえても、見向きもしません。でも、先生夫妻の懸命な介護で、ヘレンはやがて…。

出典:出版書誌データベース

第11回 たからものはランドセル いっしょにすごした12年

野里寿子=作

「もったいない」その言葉から、このランドセルの物語は生まれました。姉から妹へ、12年間使いつづけられた、思い出がつまったランドセルの物語です。

出典:出版書誌データベース

第12回 現代の偉人伝 誠と勇気伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です

山口秀範=文  竹中俊裕=絵

2007年2月、東武東上線ときわ台駅の線路内に入った女性を助けるために殉職された宮本警部。地域の人から「宮本さん」と名前で呼ばれるほど親しまれていた。職務に命を捧げたおまわりさんの誠と勇気の物語。

出典:楽天ブックス

第13回 としょかんライオン

ミシェル・ヌードセン=作 ケビン・ホークス=絵 福本友美子=訳

■図書館というところは決まりを守りさえすれば誰でも入れるところです。・・・例えそれがライオンでも?そんな事ってあるのでしょうか。■

いつも静かな図書館に、大きなライオンがやってきて、みんな大あわて。でもお行儀のいいライオンは、すぐにみんなと仲良しに。ところがある日、ライオンはある事件を起こしてしまって…。もちろん決まりは守らなくてはいけないけれど、時には特別なことだってあるんだよ、と静かに語りかけてくれます。

出典:amazon

第13回 声をなくした紙しばい屋さん

関朝之=作 吉川聡子=絵

昭和初期から30年代頃まで、多くの子どもたちを魅了した街頭紙しばい。時代の流れによって、街頭紙しばいも紙しばい屋さんも姿を消してしまった。しかし、そんな中で、紙しばいの良さを伝えていこうと、今でも紙しばい屋さんとして活動している森下正雄さん。子どもたちの笑顔と、紙しばいの面白さに惹かれ、紙しばいにすべてを捧げた森下さんに、ある日思いもよらない悲劇が襲いかかった。(後略)

出典:出版書誌データベース

第14回 ピンクのチビチョーク

新藤悦子=作 西巻 茅子=絵

チーばあばが、少しずつ、いろんなことを忘れていく病気になった。わたしのことも忘れちゃうのかな。そうだとしても、わたしはチーばあばが大好き。チーばあばに教わった「チビチョークのうた」を歌ってみると…。

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第14回  命の教室 動物管理センターからのメッセージ

池田まき子=著

捨てられた犬や猫たちを待つ、辛く不幸な最期…。尊い命と向き合ってもうため、動物管理センターの職員たちは、子どもたちに向けて「命の教室」を始めることにした。

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第15回 はじめてのゆうき

そうまこうへい=作 タムラフキコ=絵

としおはお父さんがだいすきだ。お父さんにはなんでもはなす。だいすきなゲームのことやテレビのことやなんかぜんぶ。でも…。このあいだからとしおにはお父さんにかくしていることがある。それは…。

出典:出版書誌データベース

第15回 氷の海を追ってきたクロ

井上こみち=文 ミヤハラヨウコ=絵

戦争が終わっても帰国できず、シベリアの地で働かされていた日本人たちがいたのを知っていますか?そんな人々の心をなぐさめたのは、一匹の黒い犬でした。クロと名づけられかわいがられた犬は、人々が日本に帰る船を追って氷の海にとびこんだのです。

出典:出版書誌データベース

第16回 おまじないのてがみ

赤羽じゅんこ=作     石井勉=絵

おまじないをかんがえたことある?ユズちゃんのおばあちゃんによると、へんてこでいみがめちゃめちゃで、いいやすいのが、いいおまじないなんだって。そんなので、ききめがあるのかって?きになったひとはぜひ、このおはなしをよんでね!小学1年生以上。

出典:「BOOK」データベース

第16回 クッキーとコースケ―犬と走る日―

さとうまきこ=作 牧野鈴子=絵

あたしは、ゴールデンレトリヴァーの女の子。ふかだクッキー。あたしが子犬のときは、もっと白くて、だいすきなお母さんがつくる、おいしいクッキーの色に、そっくりだったの。だから、コースケが、あたしの名をキックーって決めたんだって

出典:「BOOK」データベース

第17回 かいじゅうの さがしもの

富安陽子=作 あおきひろえ=絵

長い間、押入れの中にしまわれ、持ち主からも忘れられたぬいぐるみの怪獣。ある時、自分に何か足りないものがある気がして、家を飛び出して探しに出掛けます。しかし、その探し物とはいったい?

外の世界で怪獣は川にはまったり、アリやカラスに翻弄されたり。しかひ、やがて一人の男の子に出会い・・・。

絵本から物語への橋渡しにぴったりの、読む楽しさにあふれた幼年童話。

出典:amazon

第17回 夜明けの落語

みうらかれん=作 大島妙子=絵

(前略)人前でしゃべるのが苦手で、「5分間スピーチ」の順番がまわってくるのが怖くてしかたがない小学4年生の暁音(あかね)が、同級生の男子から落語を教えてもらい、少しずつ変わりはじめます。どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いたさわやかな作品です。

出典:出版書誌データベース

第17回 命のバトン 津波を生きぬいた奇跡の牛の物語

堀米薫=文

東日本大震災で、大津波に襲われた宮城農業高校。
教師らは生徒を全員避難させたあと、大切に育ててきた牛の命も救おうと、津波の到来直前に牛舎へ向かいます――。
牛たちは津波に何キロも流されながらも、奇跡的に生き残ったのです。
勇気ある行動が起こした奇跡と、その後、校舎や施設がすべて流され授業もままならない状況で、牛のコンテスト「共進会」に挑戦していく高校生たちの姿を描いた、感動の物語。

出典:出版書誌データベース

第18回  くつかくしたの、だあれ?

山本悦子=作 大島妙子=絵

かなちゃんといちばんのなかよしになりたいな…ユキはまいにち、クスノキにおねがいしました。かなちゃんのことが大すきだから…。

出典:出版書誌データベース

第18回 きみの町で

重松清=著 ミロコマチコ=絵

大切な友だちや家族を、突然失ってしまったきみ。人を好きになる、という初めての気持ちに、とまどっているきみ。「仲良しグループ」の陰口におびえてしまうきみ。「面白い奴」を演じていて、ほんとうの自分がわからなくなったきみ──。正解のない問いや、うまくいかないことにぶつかり、悩むときもある。でも、生きることを好きでいてほしい。作家が少年少女のためにつづった小さな物語集。

出典:出版書誌データベース

第19回 絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日

坂本義喜=原案 内田美智子=作 魚戸おさむとゆかいななかまたち=絵

坂本さんは、食肉センターで牛を“解く”仕事をしています。息子のしのぶくんは、小学校の授業参観でおとうさんの仕事を聞かれて、「ふつうの肉屋です」とこたえました。その後、担任の先生に「おとうさんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」といわれたしのぶくんは、「おとうさんの仕事はすごかとやね」と坂本さんにつたえます。そんなある日、坂本さんがつとめる食肉センターに、女の子と一頭の牛がやってきて……。

出典:出版書誌データベース

第19回 コケシちゃん

佐藤まどか=作 木村いこ=絵

四年一組にも、スイスから体験入学生が来る!金髪かな?言葉通じるかな?ウキウキのマコちゃんと、ドキドキのわたし。でも、やってきたその子は日本人そのもので、まるでコケシみたい。なんでもはっきりという“コケシちゃん”は、わたしとちがいすぎて…。

出典:「BOOK」データベース

第20回 勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語

梯久美子=文

「ぼくが生きる意味はなんだろう?」そう自分に問いかけ続けた、アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生。「とにかくみんなを喜ばせたい!」そんな気持ちで何事にも一生懸命取りくみ続けた一生を紹介する伝記。

出典:フレーベル館

第20回 テオのありがとうノート

クロディーヌ・ル・グイック=プリエト=著 坂田雪子=訳

ある日、テオは「ありがとう」と「すみません」を言うのをやめることにした。何かたのむたびに、お礼を言うのに、うんざりしたからだ。でも、これはそう簡単なことじゃない。なにしろ十年間も車いすで生活している上に、障がい者施設で暮らしているのだから……。それでも「ありがとう」を言いたくないテオは試行錯誤して、ひとりでできることを増やしていく。
順調に数を減らしていったテオだが、どうしても「ありがとう」を言わなければいけない場面が出てくることに気づく。
そこで、手伝いをしたりして「ありがとう」をもらい、「ありがとう」貯金をして、ノートに書き留めていくことに……。できないことができるようになっていく楽しさや、諦めきれない気持ちが描かれています。誰しもに共通する葛藤や感動がある物語。

出典:amazon

第21回 私が今日も、泳ぐ理由パラスイマー  一ノ瀬メイ

金治直美=文

一歳半で水泳を始めた。気がついたら毎日のように泳いでいた。

短い右腕は個性なのに、からかう子たちもいて、いつのまにか、水泳は自分を守ってくれる存在になっていた。

そうして、十三歳で出場したアジア大会で、新しい大きな世界が見えてきた!

私にとって、泳ぐ意味とは――。

リオパラリンピック日本代表、一ノ瀬メイ選手の半生と、大きく深い思いをつづった物語。

出典:amazon

第21回 あかりさん、どこへ行くの?

近藤尚子=作 江頭路子=絵

ぼくのおばあちゃん・あかりさんが認知症になって、わが家の日常がどんどん崩れていった…。迷って立ち止まりながらも前を向く、認知症の祖母をめぐる家族の物語。

出典:出版書誌データベース

第21回 レシピにたくした料理人の夢-難病で火を使えない少年-

百瀬しのぶ=文

だんだん体が動かなくなっていってしまう難病「脊髄小脳変性症」の母に代わり、6歳で台所にたち始めた昇兵は、やがて料理人を夢見るように。
しかしある日、自分も母と同じ病におかされていると知らされる。どうして――!どうしてうちだけ――!!
病気によって「火を使うこと」を禁止され、料理人への道をとざされ、自暴自棄になった昇兵。
そんな彼をふるいたたせたのは、「火を使わずに作れる料理」のレシピをつくる、という新しい夢だった。テレビや新聞でも話題!全国で感動をよんだ、勇気のノンフィクション。

出典:出版書誌データベース

第22回 ともだちのときちゃん

岩瀬成子=作 植田真=絵

さつきは4月生まれ、ときちゃんは3月生まれの小学2年生。ふたりはクラスもいっしょ、席もとなり。ときちゃんはだまっていることがおおいけれど、さつきはおしゃべりが大すき。知っていることはなんでもはなしたがります。「よく知ってるね」とほめられるとうれしくなるから。でも、ある日、さつきはときちゃんから「生きていると、きのうとはちょっとだけちがっちゃっているよ」といわれて、かんがえてしまいます。低学年向け読み物。

出典:amazon

第22回 まっすぐな地平線

森島いずみ=著 はぎのたえこ=絵

小学6年生の悠介は、以前北京で知り合ったミンミンという中国人女性が日本にくることを知る。国境を越えた2人の絆をやさしく描く。

出典:出版書誌データベース

第23回 どこどこ山はどこにある

おおぎやなぎちか=作  松田奈那子=絵

まどかのひいおばあちゃん「ひいちゃん」には、最近ちょっとふしぎなところがあるみたい。ふらっと外に出たひいちゃんを追いかけて、まどかは知らない山に迷いこんだ…。

出典:出版書誌データベース

第23回 いいたいことがあります!

魚住直子=作 西村ツチカ=絵

陽菜子は、中学受験をひかえた小学6年生。勉強も家の手伝いもするよういわれているが、いそがしい兄は家事をしなくていいらしい。もやもやした気持ちをかかえてすごすある日、ふしぎな女の子と出会って……!?あたらしいガール・ミーツ・ガール!(後略)

出典:出版書誌データベース

第24回 しあわせなハリネズミ

藤野恵美=作 小沢さかえ=絵

ともだちがいないけれど ひとりでもへいきなハリネズミは、考えることが大好き。うさぎがバラの花をつけて自慢しても、きみにそんなものは似合わない、といつでも思ったとおりのことを言います。背中のはりだけでなく、言葉もちくちくしているのです。そんなハリネズミがある日、「たべられないし、やくにもたたない」どろだんごをつくっているもぐらと出会います。

出典:出版書誌データベース

第24回 夏に降る雪

あんずゆき=作 佐藤真紀子=絵

東京から佐世保に引っ越してきた小6の大河は、慣れない環境に不満や不安を感じる毎日。人見知りで目立つのもきらいなのに、防空壕「無窮洞」についての市民劇に参加することになって…。実在する戦争遺跡を通して、自分と向き合い、現代を生き抜く子どもたちの成長物語!

出典:出版書誌データベース

第25回 ココロ屋 つむぎのなやみ

梨屋アリエ=作 菅野由貴子=絵

クラスのちかこに意地悪された。負けたくない。ココロを入れかえたい! すると、ひろきくんが話していた「ココロ屋」がやってきた。わたしは、自分のココロを「意地悪なココロ」に入れかえてもらった。さっそく、ちかこに意地悪をした。とても気持ちいい。いくらでも意地悪できそうだ。クラスの子、お母さん、妹にまで意地悪してしまった。もういやだ。(後略)

出典:出版書誌データベース

第25回 星明かり

熊谷千世子=作 宮尾和孝=絵

上杉昴、二月十日の水瓶座。小学校六年生。正真正銘の、女の子。でも、名前だけで男の子だと勘違いされる。ある日、冬休みの宿題で、『ぼくの・わたしの十二年間の歩み』のプリントが配られた。そして、自分の生い立ちを調べることになり……。

出典:出版書誌データベース

第26回 ひかる石のおはなし

小手鞠るい=作 酒井以=絵

ママの死を知ってから、ショックで言葉を失った小学生の楓は、学校の帰り道、光を放ち、言葉も喋る石と出会う。驚いた楓が石を持ち帰り、部屋でこっそり会話をしたのだったが、その様子を目撃したパパは、ママと一緒に化石の森で見た命と石の大きな循環を話す。手の中の石に命の不思議を見出した楓は、石とのおしゃべりでママの声を聞いたように思い、はじめて心に明るい気持ちが戻り、再びパパと喋り出すのだった。

出典:出版書誌データベース

第26回  バトン

中川なをみ=作 大野八生=画

植物が好きな圭、イラン人のハッサン、兄と二人暮らしの朝子。三人に手渡された、おばあちゃんのひな人形にこめられた思いとは? 人、もの、自然とのつながりを考える多様性にあふれた物語。

出典:出版書誌データベース

第27回  ワニのガルド

おーなり由子=作・絵

ヒナちゃんは、ひっこしたばかりで、まだクラスに、なかのいい子がいません。朝おきて、学校にいきたくないなと思いながら、みどり色の歯ブラシをぱくんとくわえたときです。いきなり口の中で、その歯ブラシが動きだしたからびっくり。思わずほうりなげた歯ブラシは、なんと小さなワニだったのです。ワニは「ひどいなあ!」というと、ぽんと音をたてて大きくなりました。
ガルドという名前のそのワニは、さびしい人にだけ見えるおばけだというのですが……。
ワニのガルドとヒナちゃんの、おかしくて、あたたかなものがたり。

出典:出版書誌データベース

第27回  海よ光れ!3・11被災者を励ました学校新聞

田沢五月=文

東日本大震災の避難所となった小学校で、被災者といっしょに寝泊まりしていた子どもたち。何を感じ、そして自分たちに何ができるのかを考え取り組んだこととは…。子どもたちの思いをつぶさに伝える感動のノンフィクション。

出典:出版書誌データベース

【参考1】応募要項

2022年度の応募要項は、公式サイトをご確認ください。

【参考2】参加賞

2021年(B5クリアファイル)

2022年(A4クリアファイル)

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