子供が小学生になると、友達のお家に遊びに行く機会が増えますよね。交友関係も行動範囲も広がることは嬉しいことですが、トラブルも増えて来るのが悩ましいところ。
そこでお友達の家で失礼がないよう、子供と事前に約束しておきたいことをまとめました。トラブルを未然に防ぐためにも、ぜひお子さんと一緒に確認してみてください。
事前準備
お家にお邪魔する約束をしているのか確認
お友達の家で遊ぶことをきちんと約束しているのか、念のため確認しておきましょう。
小学生の約束は曖昧なことがありますよね。アポ無しでお邪魔してしまった…といったことがないよう、子供にきちんと確認しておきましょう。
親の連絡先を知っている場合は「○日にお宅にお邪魔する約束をしているみたいですが、ご迷惑ではありませんか?」と確認しておくと安心ですね。
交通ルールや不審者対策を確認
お友達宅が近ければ良いですが、遠い場合は事故に巻き込まれないか心配ですよね。また不審者も気になるところです。
いま一度ご家庭で、交通ルールの確認、知らない人に声をかけられた時の対応を確認しておきましょう。
行き先を変えないように!
お友達の家から違う場所に遊びに行ってしまい、どこに行ったか分からなくなることも… 携帯電話を持っていないお子さんは、連絡が取れなくなると心配ですよね。
そこで、「遊び場所を変える時は親に連絡(携帯あるいは直接)すること」を事前に約束しましょう。
帰宅時間は事前に決めておく
門限を設定し、何時にお友達の家をでなければならないか、具体的に伝えておきましょう。
「おごり・おごられ」は絶対ダメ
友達にコンビニでお菓子を奢ってもらった…、というのもよく聞く話です。その逆も然り。
少額であっても、おごり・おごられ、お金の貸し借りは大きなトラブルにつながることがあるため、絶対にダメだということをきちんと伝えましょう。
清潔なくつ下を
慌ただしく準備していると、うっかり見落としてしまうのが靴下。特に学校から返ってきた時は靴の中が砂だらけで、靴下が汚れていることもありますよね。
出かける前には、汚れていない清潔なくつ下に履き替えるようにしましょう。
ちょっとした手土産を準備する
相手に気をつけて使わせず、迷惑にならないものを… と考えると、すぐに出せるお菓子やジュースが良いかと思います。コンビニやスーパーで変えるもの、ファミリーパックで個包装になったものなどいかがでしょうか。
お家に着いた時
きちんと挨拶をする
挨拶は最低限のマナーですよね。玄関に入ったら大きく元気な声で「お邪魔します」、おうちの人にあったら「こんにちは」と自分から挨拶をしましょう。
靴はきちんと揃える
靴が脱ぎっぱなしで揃えられていない… 自宅でもよくありますよね。お外でもきちんとできるよう、普段から習慣付けたいですね。
お家で遊ぶ時
マスクをしましょう
熱中症の心配がない屋内では、マスクをつけるようにしましょう。
またお家に上がる時に「手を洗いたいので洗面所を貸していただけますか」と言い、きちんと手を洗いましょう。
持参したハンカチで手が拭けると、なお良いですね。
冷蔵庫・引出し・扉・ドアを勝手に開けない
自宅では当然のように冷蔵庫を開けていると思いますが、よそのお家では絶対にしてはならないこと、非常識なことであることをきちんと伝えましょう。冷蔵庫だけではなく、扉や引き出しも然り。
遊ぶときは、通された部屋だけで遊ぶようにしましょう。おうちの中全体でかくれんぼをするなど、もってのほかです。
トイレに行きたい時など別の場所に行くときは、おうちの人に断ってから行くようにしましょう。
おやつや飲み物を催促しない、勝手に食べない
「お腹すいた〜」「喉乾いた〜」と間接的に催促するのもやめましょう。どうしても喉が乾いて我慢できない時は、おうちの人に「お水をください」といいましょう。
また持ってきたお菓子を勝手に食べ始めるのもNGです。ソファでお菓子を食べ始め、お菓子のカスがボロボロ落ちてる… なんてことも。
お家ごとに食べてもいい場所などにルールがあることを教えましょう。
きちんお礼を言う
お家の方がお菓子を用意してくださったらきちんと「ありがとうございます」「いただきます」「ごちそうさまでした」が言えるようにしましょう。
これも普段からきちんと言えるように習慣付けたいですね。
ソファの上に乗らない
部屋の中を走り回ったり、ボールを投げたり、ベッドに座ったり、ソファーの上でとび跳ねるのもやめましょう。
ダメ無ことだと分かっていながらも、ほかのお友達が始めるとついつい一緒になってやってしまう… 小学生あるあるですよね。でもダメなことはダメなのだと、きちんと伝えましょう。
お家にあるものを勝手に触らない
部屋にあるものを勝手に使われ壊された…となると、親も巻き込んだトラブルになることも。壊してしまう可能性もあるため、むやみやたらに人のものを触らないように伝えましょう。
またトラブルが起きたら、きちんと親に報告するようにしましょう。
帰る時
きちんとお片付けをする
帰る時間の少し前からお片付けを始め、きちんとお片付けし終えてから帰りましょう。
お礼を言う
帰る時は「ありがとうございました」「さようなら」と、お礼・挨拶をしましょう。
さいごに
注意しなければならないことをたくさん挙げましたが、ついつい約束を破ってしまうことがあるかもしれません。それが習慣にならないよう、随時親子で確認してみてください。
大切なことは、子供自身が納得し行動することです。どうしてそれがダメなのか理由とともに説明し、一方的に伝えるのではなく対話をしたり、クイズ形式で確認することも効果的だと思います。