売掛債権管理
与信管理
- 定量分析 … 財務データの数値を用いる
- 定性分析 … 上記以外
担保
| 物的担保 | 人的担保 |
|---|---|
| 債務者の財産から 留置権、先取特権、質権、抵当権 | 第三者に肩代わりしてもらう 保証、連帯保証、連帯債務、連帯引受 |
収益の認識
ある日、お客さんがケーキ屋さんにやってきました。
客誕生日ケーキを作ってください。5,000円でお願いします
店主はい、5,000円で作ります!
ところが注文内容を確認すると、
客ケーキだけじゃなくて、誕生日会場まで配達もしてください
とのこと。
店主なるほど。私がやることは、①ケーキを作る、②配達する、この2つだな。
店主で、この注文全部でいくらもらうんだっけ?
全部で5,000円。
でも5,000円には、「ケーキ代 + 配達代」が含まれています。
そこで、
ケーキ → 4,500円
配達 → 500円
のように分けます。
ケーキが完成してお客さんに渡した。
店主ケーキの約束、完了!
→ ケーキ分の売上を認識。
さらに配達も完了。
店主配達の約束も完了!
客ありがとうございます!
→ 配達分の売上を認識。
つまり、約束を果たしたところで売上にするわけです。
滞留債権対応
| 事前的対応 | 事後的対応 |
|---|---|
| ・基本契約書の作成 ・担保、連帯保証人の設定 ・相殺債務の確保 ・取引保証金の入手 | ・与信管理の強化 ・債権保全措置 ・貸倒引当金の設定 |
貸倒引当金の設定
・貸倒実績率法
・財務内容評価法
・キャッシュフロー見積法(将来CFの現在価値を債権の価値とする)
・財務内容評価法
貸倒損失の計上(税法)
法的手続き、私的整理、債務免除
全額回収できないと明らか
売掛債権に限られる
取立費用が債権額上回るときなど
契約負債
前期に商品券を10万円分販売し、うち2万円は非行使を見込み、将来において権利を得ると見込んでいる。今期、4万円の行使があった。仕訳は?
(借)契約負債 50,000 /(貸)売上 50,000
8万円使われる予定
→ そのうち4万円使われた
→ 半分進んだ
→ 非行使予定2万円も半分の1万円を売上
買掛債務管理
仕入先元帳
- 買掛金元帳ともいう
- 仕入れ先別の買掛金を記録し、買掛金の発生や支払い、残高を記録する
取適法
- 独占禁止法の補完法
- 公正な取引を目指す
- 物品等を受領した日から起算し、60日以内に支払う必要がある
仕入
- 仕入商品が破損等→代金から控除
- 直接控除
買掛金 100 / 仕入 100 - 間接控除
買掛金 100 / 仕入値引 100
- 大量に仕入れ→報奨金
- 直接控除
買掛金 100 / 仕入 100 - 間接控除
買掛金 100 / 仕入割戻 100
- 代金支払期日前に支払い→買掛金の一部免除
- 早期支払いに対する利息分(営業外収益)…代金支払取引から生ずる収益
- 買掛金 100 / 現金 90
仕入割引 10
在庫管理
実地棚卸
- 実在性 … 帳簿上のモノが実際に存在しているか
- 網羅性 … 実在する在庫が帳簿に記載されているか
棚卸減耗費
- 原価性あり … 売上原価 or 販管費
- 原価性なし … 営業外費用 or 特別損失
棚卸資産評価損
| 棚卸資産評価損 | 棚卸減耗費 | |
商品 | ||
- 横軸 … 数量
- 縦軸 … 原価
- 通常は売上原価。
- 臨時&多額の場合は特別損失
経済的発注量(EOQ)
- 発注回数が多いほど発送費を要する
- 在庫が多いほど保管費を要する
- 発注費と保管費の合計が最小となる値を求める
- バランスが台紙
在庫回転率
- 売上高 ÷ 在庫金額
- 単位は”回”
- 在庫を何回売りきったか
- 大きいほど効率がよい
在庫回転期間
- 在庫回転率の逆数
- 在庫金額 ÷ 売上高 × 365
- 在庫金額 ÷ 原価 × 365 とすることも
- 在庫を売り切るのに何日かかるか
- 小さいほど効率がよい
- しかし、少なすぎても販売機会を逃す。
- 発注から納品までの日数分がベスト
固定資産管理
固定資産の分類
- 有形固定資産 … 営業目的で長期(1年以上)使用する形のあるもの
- 無形固定資産… 営業目的で長期(1年以上)使用する形のないもの
- 投資その他の資産 … 上記にあてはまらないもの
有形固定資産に計上しないもの
税務上、有形固定資産に計上せず、損金算入できるもの
- 10万円未満 or 1年未満 … 少額減価償却資産 → 全額損金
- 10万円以上20万円未満 … 一括償却資産 → 3年均等償却・月割り不可
- 40万円未満 … 中小企業(資本金1億円以下)の特例 → 全額損金(合計300万円まで)
資産除去債務
- 捨てる時に必要な費用
- 資産除去債務として負債に計上
- 同額を有形固定資産の帳簿価額に加える
- 資産除去債務(負債)は割引後の金額で算定する(将来の支出のため)
- 負債は時が経つにつれ増加する。追加分は利息費用とする。
利息費用 1,000 / 資産除去債務 1,000
除去の費用を現金で5,500円払った。資産除去債務の残高は5,000円だった。
| 資産除去債務 5,000 | 現金 5,500 |
| 履行差額 500 |
有形固定資産・無形固定資産
| 有形固定資産 | 無形固定資産 |
|---|---|
| 残存価格は税務上は0円。 備忘価額1円を残す。 | 残存価格は0円 |
| 原則、間接控除。 直接控除でもよいが、減価償却累計額を注記する | 直接法 |
| 定額法 or 定率法 | 定額法 |
減損会計
- 収益性の低下により投資回収が見込めない→帳簿価額を隔週できる金額まで下げる
- 損金算入できない
・独立したキャッシュフローを生みだす最小単位で行う
・全部減損処理が必要か確認するのは大変だから
・割引前将来キャッシュフローでざっくり計算
・正味売却額と使用価値、高いほうを回収可能価額とする。
固定資産の免税点
- 土地 30万円未満
- 家屋 20万円未満
- 償却資産 150万円未満

ファイナンスリースの要件
- ノンキャンセラブル … 解除できない。またはこれに準ずる。
- フルペイアウト … 利益を実質的に享受し、コストも実質的に負担する。
会計処理
- ファイナンスリース … 資産(リース資産)と負債(リース債務)を計上。
- オペレーティングリース … 支払額を費用処理
2027年4月からの新しい基準
- ファイナンスリースとオペレーティングリースの区分がなくなる
- 借り手のリース取引は原則資産計上
- ただし、短期・少額リースは簡便的な処理がOK
- 名称が変更になる
リース資産 → 使用権資産
リース債務 → リース負債
ソフトウェア管理
分類
| ソフトウェア | 研究開発 | |
| 販売 | 市場販売 | |
| 受注制作 | ||
| 自社利用 | サービス提供 | |
| 社内利用 | ||
研究開発
- 研究開発費はすべて発生時に費用として処理
- 仕様書や関連文書もソフトウェア
- データやコンテンツは制作費に含まない
販売目的
- 製品マスター完成時までは、研究開発費用として費用処理。以降はソフトウェア資産計上(無形固定資産)。
- 製品マスターとは、プロトタイプが完成していること、製品として重要な機能が完成していること&重要な不具合が解消しているものをいう。
自社利用目的
- 収益獲得or費用削減が確実となるまでは研究開発費。以降はソフトウェア資産計上(無形固定資産)。
償却方法
| 目的 | 財務上 | 税務上 |
|---|---|---|
| 研究開発 | 費用処理 | 定額法 3年 |
| 市場販売 | 見込み販売量に基づく方法(3年以内) | 定額法 3年 |
| 自社利用 | 定額法 5年以内 | 定額法 5年 |
除却方法
| 目的 | 財務上 | 税務上 |
|---|---|---|
| 市場販売 | 旧バージョンの製品販売を中止 | 今後販売を行わないことを社内稟議や業者に文書で通知する |
| 自社利用 | 使用する見込みがなくなった | 旧ソフトウェアを利用しなくなったことが明らか |
改良
- 市場販売目的
・小さなバージョンアップ→資本的支出
・大幅なバージョンアップ→研究開発費(新たなものを作ったものと同様) - 自社利用
・新たな収益獲得・費用削減が明らか→資本的支出
